スマヨコブログ(スマート横浜店長のブログ)
1999年からsmart一筋の専門店!メンテナンス情報からスマヨコの最新情報まで。
4枚の写真ですが、どの部分かわかりますでしょうか?
このブログでも、何度も紹介しています、
「リアブレーキのライニングを作動させている、シリンダー」です。

2004年モデルで、車も新しく、走行もわずか約1,500km。普通の販売店なら、高年式、低走行車両ですから、ドラムを空けての点検すらしないでしょう。
リアブレーキのドラムを開けると、
この走行距離ですから、当然きれいです。
いつもオイル漏れしている、カバーをめくっても、
カップからオイル漏れしていません。
普通のメカニックならここで、OKと終わってしまうかもしれません。
しかしながら、
3年間ブレーキオイルを交換していない。わずかなブレーキダストとともに、劣化して、
ブレーキオイルが腐っています。

シリンダー自体は傷んでいませんので、
全て分解して清掃、ホーバーホールです。
スマートに限らず、国産車も外車も関係ありません。
走行距離に関係なく、
ブレーキオイルは交換すべきものです。毎年でも良いぐらいです。 (高速走行の多い方。ロム入れてる方。いつでもカッ飛んでいる方。)
最低でも2年毎の交換が必要です。ディーラーできちんと整備されている車両の整備手帳を見ると、
定期点検時毎とか、最低でも車検の時には、ブレーキフルードは交換しています。
車検にお金をかけたくないからと言って、何にもせずに、安く上がったことを自慢している方!
そんな仕事を請けるショップで、皆さんの大切なスマートを見てもらわない事です。
壊れてから修理すれば良い部分と
ダメになる前に手を入れておくべき箇所この辺をよく理解してください。
初期のお客様の車両は、10万キロオーバーの車両が増えてきました。
手さえ入れていれば、いくらでも乗れるのがドイツ車です。
早いもので最初に輸入した頃のスマートは、今年で10才です。
国産の10年前の車と違って、「昔の車乗ってる。」と言われない所がすごいところです。
参考 過去記事
★スマートのブレーキオイル交換★リアブレーキ シリンダーのオイル漏れ その1★リアブレーキ シリンダーのオイル漏れ その2★リアブレーキ シリンダーのオイル漏れ その3
■この記事のカテゴリ:ブレーキ ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク

スマートのフロントブレーキローターの交換です。
ベンツ系のブレーキローターは、ブレーキパッドと共に、削れることにより、制動力を高めています。国産車やアメ車のローターよりも早く減っていきます。


左上の写真は、通常使用により減ったローターですが、写真で見るよりも段が付いています。
参考までに、今回の車両は走行
8万キロです。
乗り方と言うか、ブレーキの使い方で距離には比例しませんが、
早い方では、
5万キロ程で交換しています。
最悪なのが、ブレーキパッドが限界以上に減っているのに、交換をしないまま乗っていると、
ローターも傷だらけに、どんどん削れてひとたまりもありません。(滅多にいませんが)

ブレーキローター左右セット
21,000円 + tax
左右セットなので妥当な金額です。
高速道路での走行が多い方。 一般道でも比較的カッ飛んでいる方。 ロム入れてカッ飛んでいる方。言い方を替えると、
「高い制動力を必要とされる方は、
ローターも早めに交換すべきだ」ということです。


表面のサビ止め剤を落として、こんな感じに、新品と交換完了です。
ブレーキパッドやローターを交換した際には、お約束事ですが、
交換後すぐには、あたりが出ない(ぴったりと擦れ合わないのでブレーキが利かない)ので、
急ブレーキかけなくても良いように、安全運転で走りましょう。
ちなみに、ブレーキダストが少ないブレーキパッドと言うのが、あちこちで販売されておりますが、
一般論として、通常のブレーキパッドよりも効きの良いノンダストのブレーキパットは存在しません。
確実に制動力が低いのです。
日頃、カッ飛んでる方は、
安易に利かないブレーキパッドに交換しない事!
■この記事のカテゴリ:ブレーキ ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク



皆さんの命をゆだねている、ブレーキですが、
黒くて丸っこいのが、
ブレーキブースター(制動倍力装置)です。
ブレーキペダルを踏むという小さな力を、大きな制動力にし、マスターシリンダーに送って、
ブレーキオイルを送り出す力に替えてる、重要な部分です。


今回入庫の車両は、とにかくブレーキの効きが悪いと言う事で、チェック。
ブレーキブースターを、解体してみると、エアフィルターのスポンジがボロボロになっています。
これでは、大気が入っていきません。

部品の絵のように
ペダルもブースターも
マスターシリンダーも
含んだ、
アッセンブリーでしか
部品供給されません。パーツ代は、約75,000円+tax
ここまでのAssyですから、部品代としたら、妥当な金額ですが、
バラバラで部品出してほしいです。
命を預ける部分ですから、仕方ないとはいえさすがに高額修理です。
バラでパーツが出れば、こんなに高い修理費にならないで済みます。
■この記事のカテゴリ:ブレーキ ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク


今までも何度か、
ブログに登場している、
リアブレーキシリンダーのオイル漏れですが、
←この写真が、ここ半年で
最もひどい状態の
オイル漏れです。
「
スマートは、ブレーキ効かないよ」と言う方が、良くいらっしゃいます。
きちんと整備された状態で、他の車種と比較した場合の、
個人の感覚的なものでしたら良いのですが、
あなたのスマートを見もせずに、チェックも整備もせずに、他人にそう言われて、
安易に「こんなものかな?」と勝手に決め付けないで下さい。


シリンダーから、ブレーキフルードが漏れ出し、完全に、ライニングに染み込んでいます。
一旦、
ライニングにブレーキオイルが染み込んでしまうと、乾いて元に戻ることはありません。
当然、オイルですべるのと、ライニングが焼けてしまうので、
ブレーキが効きません。
右上の写真のように、
焼けて削れたライニングのカスがオイルと共に、
ドラムの下部から、流れ出していますので、まさに、
末期症状です。
全く、制動力がなかったと思われます。一晩置いて、朝、出掛ける時には、ライニングが、ドラムに張り付いています。
テーブルの上に水滴1摘、下敷きみたいなプラスチックのプレートを置くと、
ぴったっと張り付いてしまうのと一緒です。
ヒルスタートアシストなしの車両なのに、ヒルスタートアシストが利いているような感じです。
リアのライニングは、通常10万キロぐらいもちますが、
こうして、オイルを吸ってしまうと、交換せざるをえません。
特に、2002年モデル以前の車両で、
最近確認された覚えのない車両は、
早めに確認される事を強くお勧めします。(車台ナンバーが、TCCで始まる車両と、WME01MC01で始まる車両です。)
(もちろん、2003年モデル以降の車両でも、絶対大丈夫と言う事ではありません。)
↓参考↓過去記事↓もご覧ください。※
製造年、モデルイヤーの解説はこちら※
リアブレーキ シリンダーのオイル漏れ※
リアブレーキ ホイールシリンダーのオイル漏れ
■この記事のカテゴリ:ブレーキ ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク


メーターパネル内の
ABS警告灯が点灯して
消えないとの事で、
ブレーキ関係の点検および修理で
入庫した車両です。
リアブレーキシリンダーのオイル漏れや、フロントパッドの減りにより、
ブレーキフルードの量が減り、ABS警告灯が点灯する場合もあります。
この場合は、フロントパッド交換、リアブレーキシリンダー交換と同時に、
ブレーキオイルを交換して、テスターでエラー消去すれば、
ABSランプも消え、作業終了となります。
今回の場合は、フロントパッドは、たっぷり残っておりました。
リアのブレーキシリンダーは、お約束のように、オイル漏れしていたので交換。
ブレーキオイルも同時に交換させていただきました。


犯人は、▲
ブレーキプレッシャーセンサー。
一番上の写真のように、ABS本体についています。
言葉通り、ブレーキの油圧を測って、トラクションやその他
多方面に情報を送っている重要パーツです。
今年のF1フランスでアロンソがフリー走行で、ほとんど走れなかった原因も
ブレーキプレッシャーセンサー。
金額は、予想外の高値!
37,570円国産車でも2万円ぐらいはしますので、外車プライスと言っても、これは高い!
重要部品なので、交換しないわけにはいかないです。
「ABS警告灯点灯」に限らず、警告等の点灯は、軽く考えないで、
必ず点検してください。
■この記事のカテゴリ:ブレーキ ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク


ブレーキの話題が続きますが、これは、また別のお客様の車両です。
ブレーキ泣きがひどいという事で、入庫した車両ですが、
確かに
ブレーキの音がしますが、なにより、
ブレーキのききが悪いのです。
写真のように、
ブレーキパッドが減っているのではなく、残っていますが、
石化呪文を唱えたわけではないのに、
化石化してボソボソになっています。たたくと、ポロポロと砕けてきます。さすがに、私はこんなの見たの初めてです。
一回焼いてしまって、その後、放置されたのでしょうか???
どんな環境にいた車かわかりませんが、すごいですね。
スマートは、車重が軽いのでなんとか、止まる事が出来ていたのかもしれませんが、
普通の車なら、かなり危険だったと思います。
このまま交換せずにいて、ボソボソと砕け散っていったり、パカッと割れて飛んでしまったり
そんな事を考えると・・・
スマートに限りませんが、車は乗ってあげてください。
湿気と放置はNGです。
雨ざらしで水溜りの出来るような駐車場に、長い事売れずに、放置された
スマートを購入した場合や、某ヤ○オク等で激安で購入した素性不明の車両を購入した場合、整備士のいない車屋さんから購入した場合など、ディーラー等できちんと点検してください。
最低限、信頼できる所で、ブレーキ関係は点検してください。調子の悪い車で、車が動かなくても死ぬ事はありませんが
ブレーキが効かなくて、止まる事が出来なかったら大事です。
重要保安部品の交換は、きちんとした整備工場で行ってください。
■この記事のカテゴリ:ブレーキ ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク

スマートのブレーキオイルですが、
フロント
ブレーキパッド交換時やリア
ブレーキシリンダー交換時や、
車検の際には、
ついでに
全て抜き取って交換してください。交換せずに、減っている分だけ、ちょっと足すだけで、手抜きしてませんか?
以前、フロントブレーキパッドを限界まで使用し、ローターまで削っている
スマートが入庫した際に、
キャリパーピストンのオーバーホール等も紹介しましたが、ここまで、ひどいのは初めてです。
写真のように、
ブレーキオイルがヘドロ化しています。


こんなになってしまうと、当然、ブレーキオイルの
穴が詰まってしまいます。
片方がこんなになれば、思いっきり
片効きして、ブレーキ踏むたびにヨレヨレ。
細かい説明は、省略しますが、
ブレーキ不良 に陥ります。
= 危険大 ブレーキオイルは、車検の度に必ず交換してください。

左の写真▲が、
スマートのブレーキオイルリザーバータンクのキャップです。
全くもって
原始的なキャップです。
このキャップの弊害を考えると、
ブレーキオイルを毎年交換した方が良い!ロム入れて、カッ飛んでる
スマートは、毎年交換してください。
■
他のブレーキ関連の記事を読む
■この記事のカテゴリ:ブレーキ ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク