スマヨコブログ(スマート横浜店長のブログ)
1999年からsmart一筋の専門店!メンテナンス情報からスマヨコの最新情報まで。
これも
スマートフォーフォーのメンテナンスの
代表格のひとつです。
スロットルバルブとは、
空気取り込み口とインテークマニホールドの間で、
空気の流入量を調整する弁のことです。
アクセルペダルの開閉や様々な情報により、コンピューターが弁を開閉し、
エンジンの回転数と負荷を調節しています。
症状としては、
1.走行中、突然40キロぐらいしか出なくなった。
2.三角のビックリマークが点灯3.アイドリングが不安定(フォーフォーではめったに無い)
対処方法は、
1.メインコンピューターのアップデート作業が、
まず必要です。
ディーラーで整備されているフォーフォーはアップデート済みの車両もございますが、
車検も点検もディーラーで行っていない車は、アップデートがまず必要です。
2.次に
ESPのプログラムのアップデート作業を行います。
3.スロットルボディーに接続されている、コネクターの信号チェックができるようになりますので、
◎一時的な、エラー信号なのか?
◎カーボンやスラッジ = 汚れによる、作動不良なのか?
◎機械的な作動不良があり、故障しているのか?
◎ボードやチップに不具合があり、故障しているのか?
4.清掃で様子を見るか?
新品に交換するか? 判断します。 もちろん、清掃で様子を見てもらうとしても、再び同じ症状が出る場合は、交換が必要となります。

(↑新品に交換後の写真です。↑)
もちろん、これ以外の原因もございます。
(メインコンピューターがダメとか・・・ケースbyケースです。)
ちなみに、
バックギアが入りにくいとか、ギアが入らないのは、
クラッチアクチュエーター変速しないとか加速しないのは、
クラッチディスクやレリーズフォークフォーフォーの3つの泣き所です。
走行中いきなりスピードが出なくなって、怖かったと言う気持ちは分からない事もありませんが、
それをリコールをなんて、騒いでいる方もいるほどです。
で す が 、で す が 、
全て消耗品ですし、
全てユーザーの整備不足です。
ブレーキパッドが減っているのに、気にせずお乗りのユーザー様
オイル交換を一度もせず、オイルがほとんど入っていない状態でお乗りのユーザー様
と、同じなのです。
結局、売る側が、きちんと教えていないのが、まずいのです。
そんな店から買うからいけないのです。
きちんと、整備してください。
極論は、予め交換しておくか? 壊れてから交換するか? です。
話を元に戻して・・
フォーフォーの場合、年1回ぐらいスロットルボディーの清掃が必要なのかもしれません。
ただ、それだけのことなのです。
スロットルバルブに、
カーボンやスラッジがたまらない車は、
世界中に1台もありません。(電気自動車にはスロットルバルブ自体がありません。)

(丸い筒部分の中央の黒いのが軸。↑円形の弁の周りの汚れ↑が確認できますか?)
スロットルバルブが、動きが悪くなり、メンテナンスが必要になるのは、
スマートに限った話ではなく、国産車も含めて、様々な車種で頻繁に起きる事で、
普通のメンテナンス項目です。黒いプラスチック部分の中に、ボード(基盤)が、入っているのですが、
この基盤についているチップや何かが、熱や水でやられてしまっているケースもございます。
水が入って錆びていたり、ショートしたりしている場合は見た目で分かりますが、
抵抗が飛んでいたり、半田がめくれていたり、ダイオードやICチップがダメになっていても
その道の人で無いと分かりませんし、当然、清掃ではすまないので交換となります。
フォーフォーのスロットルボディーは、結構安くて、
32,760円
フォーツーのスロットルボディーは、高くてなんと、
123,500円
似たようなものなのに、この価格差は何???
フォーフォーのスロットルボディーは、安いので、ある程度、定期的に交換と考えても良いかな?
一緒に、Oリングも交換してください。
フォーフォーの購入を検討中のお客様へ!当店では、フォーフォーは常時在庫をほとんどしておりませんが、たくさん販売しております。
ご予算を含めて、
ご要望をお伺いしてから、車を探してきます。
当店スタッフがチェックしてから仕入れてきます。
なにより、どこか壊れていても、修理して、お出しします。
もちろん、車ですから、「当社で販売した車は絶対壊れない。」とまでは言えませんが、
クレーム修理の少ない事を自負しております。
フォーフォーは、その辺の中古車屋さんで、値段で飛びついて購入してはいけない車なのです。

■この記事のカテゴリ:フォーフォー ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク

スマート フォーフォーねた 3連発でお送りいたします。
フォーフォーのトラブルで、
ギアが切り替わらない。
バックに入らない。加速しない。 など、など
クラッチアクチュエーターの不良によるものが多いようです。
クラッチアクチュエーターとは?
スマートが変速する度に、
皆さんの
左足の代わりをして、
クラッチを切ったりつないだりしてくれている部品です。

もちろん、形状は異なりますが、フォーツーにも使われています。
フォーツーの場合、
約7万円ですが、
フォーフォーの場合、なんと
約12万円です。


上の写真のケース中央のレリーズフォーク。
この、フォークを裏側から、クラッチアクチュエーターの棒が出たり入ったりで
下の写真のように、フォークを押しています。
このフォークが、テコの役割をし、クラッチを切ったりつないだりしています。
クラッチのディスクを交換する際には、
プレッシャープレートも
レリーズフォークや、
ボールヘッドもセットで交換します。
この際、
クラッチアクチュエーターも一緒に交換するのが、ベストです。
フォーフォーのコンピューターのバーションアップも同時に行い。
クラッチのリセット(アクチュエーターの調整)や、ミッションのアダプテーションも行います。
ミッションオイルも交換しましょう。
(注)フォーフォーにATF入れない事!フルセットでやると、
27万~29万円必要です。
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このデザイン性と機能、安全性、パフォーマンスを持ったフォーフォーが
昨今は、低走行の状態の良い車両でも、100万円以下で購入できるようになりました。
あるいは、6万キロ以上の車両を安く購入して、+30万円かけてクラッチ等を交換し
さらに、きちんと整備して乗るというのもの、ひとつの手です。
この、ポイントさえ押さえておけば、
フォーフォーは、100万円以下で買える、中古車の中で、
抜群のオススメ車となります。
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でもって、いつものように、バラしてもらいました。

中身はこんな風になっています。
フォーツーのクラッチアクチュエーターも、細部の形状は異なりますが、同じ作りです。
正常に作動しない為に、交換しすると何もなかったかのように車の方は復活しています。
もちろん、その壊れたものをバラしたのですが・・・・・
見た目では、どこがおかしいのか?分かりません?
一体になっている、モーターが下の写真です。
こいつも見た限りでは、おかしいのかどうなのか???って感じです。

なんでも、いいのですが、
高い! この部品が、12万円は、高すぎます!
せめて、5万円ぐらいでしょ!!
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スマートフォーフォーのメンテナンスの代表格みたいなものです。
普通の車よりも、ちょっと、消耗が激しいのが泣き所です。
1.バックギアの入りが悪くなった気がする。
2.寒い時期、朝の出掛けや雨上がりに、ギアが入りにくい。「A」から「R」へ、ささっと、何回か動かすと作動する範囲のうちは、
「フォーフォーの特性」ということで、よろしいかと思います。
修理が必要な症状としては、
3.始動時以外でも、しょっちゅう、バックに入らない事がある。
4.走行中、突然40キロぐらいしか出なくなった。
5.走行中、時たま、空回りしているかのようになってしまう。
6.しょっちゅう、三角のびっくりマークが出る。以下の3つの
原因&対策で、ほぼ改善するようです。
1.コンピューターのプログラムのアップデート作業。
2.クラッチアクチュエーターの不良 → 交換
3.クラッチディスクの磨耗 + レリーズフォークの不良 → 交換--------------------------------------------------------------------
今回は、スマートフォーフォーの
クラッチディスクの交換です。
同時に、
プレッシャープレートもセットで交換します。

クラッチディスクの磨耗は、故障やクレームではなく、
単なる消耗部品の交換です。

スマートは、オートマ車ではありません。
オートモード付きのマニュアル車ですから、当然クラッチディスクは磨耗します。
国産のマニュアル乗用車(トラックは別)でも、クラッチディスクは、5~6万kmが交換時期です。
昔のフェラーリや強化クラッチの車を、素人が乗ると、1,000キロももたないで、
クラッチ板スベらせてしまうのもよくある話です。
フォーフォーの場合、フォーツーと異なり、車重も重く、無理やりクリープを作り出しているので
磨耗が早いのは、至極当然な事です。
さらに、毎日の駐車場所が傾斜地の場合、平地に駐車するよりも、
半クラ状態が多用され、さらに磨耗が激しいのです。
したがって、極端な場合、2万キロでクラッチ交換したとかいう話まで出てきます。
一概には言えませんが、
4~5万キロが、交換時期とお考えください。
(8万kmで始めて交換しているお客様もいますし、
6万kmでもなんともないお客様もいらっしゃいます。)

中央の
レリーズフォーク等も同時に交換するのが、スマートに限らず一般的です。



ちょっと、こんなんで大丈夫なの??って感じです。

部品代が約8.5万と工賃が4万ほど、
合計12~13万円。
他の外車と比較しても、かなりリーズナブルな金額です。
参考までに、フォーツーの場合、8万キロ~10万キロが交換時期のようで、
予算面もフォーフォーよりも、部品代が安いので、もう少し安く済みます。
ブラバスは、5万キロ~7万キロが交換時期です。
フォーフォーは、わずか3年間しか製造されませんでした。
2ペダルマニュアルが、知られていない日本では、不人気車扱い。
ですが、 ですが、 新車で購入するのと異なり、不人気車ゆえに、
現在では、かなりリーズナブルに、入手できるのです。
1.5ですと180km/hで、安定走行出来、スポーツカーではないので、走りは充分。
安全性と、この装備にも、文句はなく、
コストパフォーマンスに優れた、
お茶目な 面白い車なのです!
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スマートフォーフォー 走行中突然のエンスト 再始動出来ず、押す事も出来ない。
さすがに、めったにないであろう、トラブルですが、ギアが入ったまま抜けません。
コンピューター診断しても、故障箇所を特定するまでには、一つ一つ進めていくので
一筋縄ではいかないのです。
まずクラッチアクチュエーター問題なし。
一番怪しいモーター。
このモーターを単独で作動させ、フォーフォーを押して動かせる様にはなりましたが・・・

コンピューターからの指示で、上の写真のモーターの歯車が動き、
下の写真のミッション側の歯車を動かすのです。

問題なさそうです。
クラッチレリーズも様々な補器類の単独作動チェックを行い、
各所から得られる信号チェックも行い、総合的に判断して、ミッション本体の故障であろうと判断。
フォーフォーの
ミッションは新品で、約40万円 外車では、普通の値段ですが、中古車の金額が金額ですから、ドひゃーと驚いてしまいます。
スマートのミッションは、開けてオーバーホールをさせない、メーカー回収品。
さすがに、日本にもドイツにもリビルト品は、ないのです。
低走行の解体部品を探すしかありません。
ミッションの交換で、
車の方は、問題なく復活。 修理完了です。 これで終わってしまうと、
ブログとして面白くないので、
忙しいところを、無理言って、当社スタッフに
バラしてもらいました。


ミッションですから、歯車の集合体なのですが、中はこんなです。


歯車の歯欠けも無いようです。どこが壊れてるのか???


珍しいのは、この、ギアを切り替えるシステム。
ゲトラグ&スマート&三菱のトリプルネームなのですが、
この歯車に、一番上の写真のモーターの歯車がかみます。
この部分が、回転して、ミゾにあわせて、動くのです。
基本は、バイクと一緒なんですが、面白いです。
さて、
さて、
本題に戻ります。
ギアが6速に入りっぱなしになっていた、
原因 = 故障箇所 発見です。
な ん と シンクロが割れています。
割れている箇所分かります?
ギアが6速に入ったままになってしまったのも納得です。
間違いなく、ミッション本体の不良。 ところでシンクロって何?
シンクロナイザーリング = 要は、ギアの切り替えをスムーズにする、重要な部品なのです。

上の写真は、割れていない他の部分のシンクロです。
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フォーフォーに、お乗りの方は、ミッションオイル交換されていますか?

フォーフォーもフォーツーと基本的に同じ、
2ペダルのマニュアル車です。
コルトのATと違います。
走行、わずか4千キロのスマートから抜いた ミッションオイルをご覧ください。

こんなに、
ラメラメ。 ヒド過ぎです。
(この写真、パッと見、コーヒー牛乳状態に見えますが、
水が入って乳化しているのではありません。)
この、オイル自体はサラサラで、劣化はしていないのでしょうが、
このアルミのカスだらけの状態は、磨き粉並みです。良いわけがありません。
フォーフォーも
ミッションオイル交換をまめに行ってください。ちなみに、
フォーフォーと、451スマート(1,000cc)
は、
100%化学合成 ギアオイルです。
指定以外のおかしなオイル入れると、ミッション壊れます。(メーカーも保証してくれません。)
600ccや700ccの、スマートは、全てD2DのATFです。(一緒にしちゃダメです。)
クラッチとミッションのリセットも、
ミッションオイル交換とセットで行ってください。フォーフォーは、フォーツーよりも車重があり、半クラッチ状態の際の付加が大きいのです。
さらに、無理やりクリープ状態を作り出しているので、なおさらクラッチが減りやすい。
フォーフォーも、大事にして乗ってあげてください。
新車価格から、ここまで下がってくると、
フォーフォーは、かなり、コストパフォーマンスに優れた車です。
スマートフォーフォーは、コンピューターが勝手にシフトチェンジをしてくれる、
オートモードの「ソフタッチプラス」がおまけで付いている、
2ペダルのマニュアル車です。-------------------------------------------------------------
2ペダルのマニュアル車って?
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