『軽はお得!』と決め付けていませんか??
日本人には、軽自動車は、何でもかんでも経済的!というイメージが出来上がっています。
ちょっと、その、固定観念を横に置いて、検証してみましょう。
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まず、はじめに、日本固有の軽自動車(ドイツに軽なんてありません)ですが、
昨今の不景気な時代、中古車市場では、
「圧倒的に 軽 自動車は 割高です。」
たとえば、ワゴンR、低走行の状態の良い車は、3年落ちでも、めちゃ高い!
7~8万キロで、7年落ちとかでも結構な金額します。
★50万円で販売されている、ワゴンRの年式と距離をチェックしてみてください。
それに比べ、マーチは、人気車種で大量に市場にありますが、
軽自動車よりも、はるかに状態の良い車が、安い金額でゲットできるのです。
燃費も、ワゴンRよりも、マーチやフィットの方が良いし
安全性も、軽自動車よりも、国産の1,000ccクラスの車両の方が圧倒的に良いのです。
★50万円で販売されている、マーチの年式と距離をチェックしてみてください。
軽は、お得!という、日本人が持っているイメージが、こうした市場を作っています。
★新車時、140万円(H17)のスマートフォーツーKと、
★新車時、165万円(H18)のスマートフォーツークーペとの、
中古車相場を見ていただいても、軽自動車が、どれほど割高なのかを、知ってください。
自動車税が、毎年2万円違っても、
車が10万円安く買えれば、
5年間 いっしょって事です。
7,200円の自動車税ばかりに目が行って、
「軽自動車を買う」という事からはじまっていませんか?
もう一度書きますが、
日本人には、軽自動車は、何でもかんでも経済的!というイメージが出来上がっています。
固定観念を横に置いて見ると
割高な、
軽 自動車を購入した時点で、
お徳ではないのです。
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まず、その 自動車税の差について。
神奈川県の自動車税は、1,000cc以下年額で、29,500円
横浜市の軽自動車税は、年額で、7,200円
差額 = 22,300円
軽自動車の自動車税は、高性能化と台数増加のために、上がるといわれていますので、
近い将来、自動車税の差額も、少なくなってしまうようです。
軽の自動車税は、1万円でおつりが来るので、それだけでお得な気がしますが、
中古車を購入して、5年間、乗るとしても、差額が、10万円ちょっと。
基本割高な軽は、購入した段階で、お徳ではないのですが、
さらに、スマートの場合、得られる、性能、装備が、まったく異なるのです。
600ccにも、その良さはあるのですが、
結局、後から出てきた車が進化しているのは、当然の話で、
性能は、700cc、1,000ccに、どうやってもかなわないのです。
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2年毎の車検時の法定費用の差は、
小型乗用車(白ナンバー)自賠責保険料24ヶ月で、22,470円(2008年11月現在)
自家用1トン以下の重量税2年分で、20,000円(2010年4月から、5,200円下がりました)
軽自動車(黄色ナンバー)自賠責保険料24ヶ月で、18,980円(2008年11月現在)
軽乗用車の重量税2年分で、7,000円(2010年4月から、1,800円下がりました)
2年毎の車検の度に、差額 = 16,490円
年換算で、年間維持費の差額が、8,245円
で し た が 、 2011年12月時点ですと
小型乗用車(白ナンバー)自賠責保険料24ヶ月で、24,950円(2011年12月現在)
自家用1トン以下の重量税2年分で、20,000円(2010年4月から、5,200円下がりました)
軽自動車(黄色ナンバー)自賠責保険料24ヶ月で、21,970円(2011年12月現在)
軽乗用車の重量税2年分で、7,600円(600円あがりました)
2年毎の車検の度に、差額 = 15,380円
年換算で、年間維持費の差額が、7,695円
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次は、任意保険料の差額も考えてください。
コレは、保険会社により異なりますし、保険の補償内容により全く異なります。
保険会社や車屋さんに任せっぱなしはダメ!お客様ご自信で吟味してください。
当店でスマートをはじめた、1999年には、軽自動車の任意保険は、
小型乗用車の任意保険料と比べると、ほぼ、1/3 だったのです。
圧倒的に、軽自動車がお得でした。
特に、全年齢の場合や、車両保険を考えると、保険だけで20万円以上お得でした。
ところが、
2010年現在、差額は、数千円しかありません。
軽自動車が増え、高性能となり、事故も増加している一方。
軽自動車の事故の映像をニュースで見かけると、たいてい形が無く、悲惨なものも多く、
保険会社の支払いも多いため、年々保険金が上がりました。
小型乗用車の任意保険では、車両クラスにより保険金が上下するのですが、
スマートの場合、安全性が高く、死亡事故がないので、年々料率が良くなり、
任意保険料が、10年前よりもはるかに安くなりました。(割引は別です。)
昨今、外資系の保険会社の場合、安全性が低い軽自動車の保険金は、
当然のように、高く設定されています。
現在の任意保険料では、
軽 自動車の恩恵はほとんどありません。
2011年10月より、軽自動車の任意保険がさらにあがりました。
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次は、高速料金の差額です。
毎日、通勤で高速を利用される方や頻繁に高速でお出かけになられる方は、重要です。
首都高速は、軽自動車も小型乗用車も変わらないので、軽自動車の恩恵はゼロ。
第三京浜は、玉川から都筑まで、150円と100円で、毎日なら結構違いが出ます。
以前は、軽登録のスマートと白ナンバーのスマートで集まって、アクアラインを利用して、
木更津方面にいきますと、高速料金の往復の差額で、伊勢えびを食べてこれたのです。
現在は、軽640円、小型800円で、160円しか違いません。
路線や区間により異なりますが、高速道路の料金設定は、本来2~3割違うようですが、
現在のETC割引では、軽自動車と小型との差は、小さくなっていますし、
土日祝日の1,000円均一で、軽自動車の恩恵は、0円。
このように、現在では、
高速代も、軽 自動車の恩恵は、
少なくなっています。
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このように、毎年の維持費は、数字上は、『軽』が、お得です。
しかしながら、維持費の差額は、年額 3万円です。(されど3万円)
整備代金や修理代金、部品代は、同じ車なので、軽でも小型でも料金は同じです。
フォーツー 700cc、1,000ccの優れた 装備&パフォーマンスは、3万円では、得られません。
買い物程度で、近所しか乗らないなら、軽の方が自動車税がかかりません。
たくさん乗られる方は、燃費の差で、3万円は取り返すことでしょう。
小さいのになれると、一人二人の時には、大きいので出かけなくなりますので、
軽でも小型でも、年間のガソリン代が確実に減ります。
マニュアル車に一度も乗られた事のない方には、1,000ccをオススメします。
一癖、ふたクセ 大好きな方には、初期型スマートをお薦めします。
ただし、もう、10年選手です。メンテ費用は確実にかかります。
昨今、ヨーロッパ車標準のような、パドルシフトの面白さをご希望の方は、700cc、1,000cc限定です。
(600ccにブラバスモジュールをつけて、パドルシフトは利用は出来ますが、
パドルシフトの変速タイミングの高パフォーマンスは得られません。)
駐車スペースが、狭くて、スマートでさえも何度も切り返しをせざるを得ない方には、
パワステ付きをお薦めします。
山間部にお住まいの方には、ヒルスタートアシスト付きをお薦めします。
毎日、カッ飛んで走る方には、700cc、1,000ccをお薦めします。
などなど、キリがないのですが、
このように、同じスマートでも、全く異なるのです。
これから、購入をお考えのお客様が、
何を重要視されるか?
どのような乗り方をするか?
それにより、スマートのセレクトは、変わってきます。
遠慮なく、当店スタッフに、声をかけてください。
700cc vs 600cc「一番異なる点」
■この記事のカテゴリ:軽(600cc)VS小型(700cc) ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク