スマヨコブログ(スマート横浜店長のブログ)
1999年からsmart一筋の専門店!メンテナンス情報からスマヨコの最新情報まで。

スマートの
ダッシュボードですが、2002年モデル以降のクロスの素材の耐光性がいまいち良くないので、グリーンの
ダッシュボードは、色あせしているのが多いです。
グレーや赤も結構汚れが目立ったりします。
ブルーの内装が一番汚れが目立たないのですが、ナビなどを取り付ける際に穴を開け、
クロスが伝線してしまうと、補修のしようがありません。
思い切って、レザーに張り替えました。
一枚もので張るには、本皮ですと両コーナーのRがきついので、ビニールレザーで、
ちょっとアルカンターラっぽい素材で、ツイスターブルーグレーの内装にバッチリ合うカラーを選択してみました。


金額は、使用する素材。原材料費に大きく左右されます。
もちろん、デザインしてステッチを入れたり、縫い合わせをしたりと、手間をかければキリがない状態です。
ダッシュボードを外して持ち込んでいただければ、4万円ぐらいから製作できると思います。
毎日
スマートに座ると、目の前にある、
ダッシュボードが許せない状態の方や、何とかしたいなとお考えの方は、店頭にてお問い合わせください。
■この記事のカテゴリ:メンテナンス ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク


スマートのクラッチアクチュエーターとは、
皆さんの左足の代わりに、
クラッチを切ったりつないだりしている
スイッチのようなものです。
ドイツ車や、レース用のメカニカルクラッチ製作
の有名メーカー「
SACHS」社製で
6万円以上します。
スマートでお出かけの際や、切り替えしやUターンの際、
シフトを
「R」から
「N」に、あるいは
「N」から
「R」に、
このときに
「キュ~ウゥ~」って音しませんか?クラッチアクチュエーターは、開閉できないようにか閉めてありますが、
解体してみると、原因は▼


右の写真のふたの部分の黒っぽいラインですが、このように削れています。
これが、「きゅ~」の犯人です。
無理やりこじ開けて、グリース注入等で、
一時的な、ごまかしは、きくかもしれませんが
本質的な解決にはなっていません。
新品は6万円以上。
シフト切り替え時の「キュ~ゥ~」が進むと、
ギアのはいりが悪くなります。
最終的には、ギアが切り替わらなくなります。
ギアのはいりが悪くなって来たら交換が必要です。
■この記事のカテゴリ:修理・整備 ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク


皆さんもご覧になった事のあるエアバックが開いた写真ですが、
スマートの場合、狭いコックピット内で乗客の安全を確保するために
さまざまな知恵があちらこちらに
たとえば、衝突の際に、エアバックが開きますが、写真をよく見ていただくと
メーターとステアリングが前にせり上がっています。前面衝突の際、人間の体はいったん前に振られます。
シートベルトがある程度のところで体を前に行くのを止めます。
まったく前に伸びないようだと、
ベルトで胸がつぶれてしまいますので伸びるようになっています。同時にエアバックが開いてきます。
この際、
前に振られた人間の顔面を守るために
ステアリングとメーターパネルがせりあがります。スマートの純正ステアリングは、
エアバックが開くと前に出るように設計されています。ダッシュボードとメーターは小さなビス1本で止まっています。
メーターとステアリング下のカバーと4本のビスで固定されているだけです。
予断ですが、
先日、エアバックのついていない、かっこいいステアリングを
取り付けたスマートが来店しました。
スマートは他のスポーツカーと違って
エアバックなしですと、ステアリングに顔面直撃します!サーキットでフルフェイスのヘルメットかぶって運転してるのと違うのですから、
死にたくなかったら、はずした方が良いですよ。 と、お話しました。
せっかく安全性の高いスマートに乗ってるのですし
サーキットに行くわけでもないのに、
カッコだけで、危険に直面の状態にしてはいけません!
■この記事のカテゴリ:安全性/衝突実験 ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク

スマートを某ヤフオクで、購入されたというお客様で、購入して1週間でエンジンがかからなくなったという事で、JAFに依頼して積載車で当店まで運んでいただきました。
バッテリーを新品に替えても、エンジンがかからないとの事でした。
実際、ジャンプしてもセルが回らなかったので、エンジンがロックしてかからないのかもと思いながらも、まず電気系統チェック。
原因は、
オルタネーターがロックしていました。


▲左写真=交換完了後、新品オルタネーター。 / ▲右写真=外したオルタネーター
上の写真を見ていただいてお分かりのように、下回り全体が
錆び錆びです。
札幌販売店シールがございましたので、寒冷地で使われていたと思われます。
消雪剤等の影響で寒冷地仕様の車は、下回り錆びている車は多いのですが、
この車は、さらに、
湿り気の多い場所に、長く
放置されていたと思われるほど錆び錆びです。
もちろん、
寒冷地で使われていた車すべてが、
サビがひどいという事はありません。
日頃のケアの問題です。
1.寒冷地以外でも、車がぬれたら、走って乾かす。
2.下に水溜りの出来るような場所に置かない。この二つが、
スマート以外でも車の状態を保つ鉄則なのです。
オルタネーターを解体してみました。
驚く事に
ベアリング部分がダメになっているのではなく
銅線が巻かれているコイル部分の、
銅線が錆びて緑青ふいて膨れ上がり、
マグネット間のクリアランスがなくなり、
接触してしまい、錆び付いて、
まさにロックしていました。


それともうひとつ、2001年モデルの車両に付いているオルタネーターは、
フェラーリ等で有名な、
MAGNET MARELLI社製。(写真左)
交換した新品のオルタネーターは、
日本電装。(写真右)
メーカー的にはこれで安心です(笑)。
ユーロ2、ユーロ3、ユーロ4と
スマートのエミッションシステムは進化していますが、
それにあわせてコンピューターも進化し、
オルタネーターからの信号も直接コンピューターが拾うように変更になっています。
2000年モデルでは、その配線すらないのですが、
2001年モデルの途中から、配線が用意されています。
日本電装製の新しいオルタネーターをつける際には、
ただパーツ交換しても、充電しませんので、
オルタネーター交換時には、注意が必要です。
■この記事のカテゴリ:修理・整備 ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク

スマートの
サウンドパッケージについて、お問い合わせもいただいておりますので、簡単に説明しておきます。

サウンドパッケージの内容は、
1.左右ツイーター(写真左上)
2.純正カセットラジオに装着するアンプ(写真右上)
3.直径10cmスピーカー(標準は8cmスピーカー)
4.左右エアボックス左上写真の
ツイーターが追加になっているだけとお考えの方が多く、
純正カセットラジオに、右上写真の
サーキットアンプが追加されている事を
ご存知の方は特に少ないですね。
初期のオーナーの方は、みなさんたいてい知っていますが、
新しくオーナーになられた方で、上記の2から4についてご存知の方は少なく、
何が違うの?と、問い合わせいただいたりします。
クーペには標準装備でスマKには付いていない程度の認識ですね。
実際に、メーカーオリジナルでは、
passionには標準装備、pulseにはオプション設定です。
日本仕様ではダイムラークライスラージャパンが
サウンドパッケージ付きの車両を標準として販売していた時期と、
付いていない車を標準としていた時期があります。
もちろん、後からつけた車もありますし、外した車もございます。
スマートKには、もちろんついていません。
中古車市場では、その車に付いているかいないかが肝心なだけです。
で、はなしは戻りますが、

サウンドパッケージなしのスピーカーは、ダッシュボードの裏に
直に止められています。
サウンドパッケージ付きのスピーカーは、▼


この写真のように、
サウンドパッケージのメインである、
魔法の箱と呼ばれた
「
エアボックス」に、直径10cmのスピーカーが固定されています。
サウンドパッケージ付きの車の音質となしの車両の音質の差を言葉で表現すると、
前者が
CDステレオ。後者が昔の
カセットラジオほどの違いがあります。
オーディオマニアな方々のレベルでなくとも歴然の差があるのです。
ハイパワーのアンプやウーハーを足す前に、最低限サウンドパッケージ。
次に、この10cmのスピーカーを社外の高級品に交換。
次に、このエアボックスの反響をさらに高める。
リアにスピーカーを追加する。
などと果てしなく進んでおられる方もいらっしゃいます。
かなり高度な技を公開しているwebサイトも以前は多かったのですが、
まだ残っているところを発見したら、是非参考にして見てください。
■この記事のカテゴリ:パーツ情報 ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク

スマートの室内側のドアハンドルが
効かなくなって、
車内からドアが開けられなくなり、
入庫しました。

右の写真が、正しい状態ですが、
左の写真のように、
ワイヤーと一体の
プラスチックの部分が見事に
割れていて、
室内側のドアハンドルは、パタパタと何の抵抗もなくなっていました。
外側のドアハンドルのワイヤーは単品でパーツが出ないので、
ドアハンドルごと交換なのですが、
内側は、ワイヤーがバラでパーツが出ましたので、
パーツ代は安く済みました。
ですが、この作業もボディーパネルを外さないとなりません。
室内側のドアハンドルにワイヤーを付ける事は、
内張りを外すだけで可能なのですが、
ドアロックアクチュエーター側の脱着が、
内側からではどうしても出来ないのです。
年式が、2005年モデルでしたので、
パネルも硬化していないため難なくドアパネルを外せるのですが、
2001年以前のモデルで、直射日光と雨風受け続けたドアパネルは、
プラスチックがすっかり硬化していています。
パネルを外す際に割れる確立80%以上です。替えのドアパネルを確保した状態で作業を開始するなど準備が必要です。
申し訳ございませんが、
当店でのドアパネル(硬化しているパネルに限り)を外す必要のある作業は、
割れた場合のドアパネル代を負担いただいております。
(もちろん、運よく割れなかったらいただきません。)
硬化しているドアパネルはそれほど割れやすいのです。
▼別の車の写真ですが、ドアの内外のパネルを外すとこんなです。

こんなにゴツイアルミの柱に守られているのです。
驚きでしょ!
■この記事のカテゴリ:修理・整備 ■テーマ:スマート ■ジャンル:車・バイク


8月13日~19日は、夏期休暇のため、お休みさせて頂きます。
20日(月曜日)から、通常営業致します。
連日、めちゃ暑い日が続いているようですが、
私は、毎日クーラーのいらない所で、マイナスイオンを浴び、
酸素たっぷりの山の澄んだ空気を吸収して、リフレッシュしています。
写真からマイナスイオンおすそ分け??で~す。
休み明け、皆さんのお越しお待ちしております。