普通の車よりも、ちょっと、消耗が激しいのが泣き所です。
1.バックギアの入りが悪くなった気がする。
2.寒い時期、朝の出掛けや雨上がりに、ギアが入りにくい。
「A」から「R」へ、ささっと、何回か動かすと作動する範囲のうちは、
「フォーフォーの特性」ということで、よろしいかと思います。
修理が必要な症状としては、
3.始動時以外でも、しょっちゅう、バックに入らない事がある。
4.走行中、突然40キロぐらいしか出なくなった。
5.走行中、時たま、空回りしているかのようになってしまう。
6.しょっちゅう、三角のびっくりマークが出る。
以下の3つの原因&対策で、ほぼ改善するようです。
1.コンピューターのプログラムのアップデート作業。
2.クラッチアクチュエーターの不良 → 交換
3.クラッチディスクの磨耗 + レリーズフォークの不良 → 交換
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今回は、スマートフォーフォーのクラッチディスクの交換です。
同時に、プレッシャープレートもセットで交換します。

クラッチディスクの磨耗は、故障やクレームではなく、
単なる消耗部品の交換です。

スマートは、オートマ車ではありません。
オートモード付きのマニュアル車ですから、当然クラッチディスクは磨耗します。
国産のマニュアル乗用車(トラックは別)でも、クラッチディスクは、5~6万kmが交換時期です。
昔のフェラーリや強化クラッチの車を、素人が乗ると、1,000キロももたないで、
クラッチ板スベらせてしまうのもよくある話です。
フォーフォーの場合、フォーツーと異なり、車重も重く、無理やりクリープを作り出しているので
磨耗が早いのは、至極当然な事です。
さらに、毎日の駐車場所が傾斜地の場合、平地に駐車するよりも、
半クラ状態が多用され、さらに磨耗が激しいのです。
したがって、極端な場合、2万キロでクラッチ交換したとかいう話まで出てきます。
一概には言えませんが、
4~5万キロが、交換時期とお考えください。
(8万kmで始めて交換しているお客様もいますし、
6万kmでもなんともないお客様もいらっしゃいます。)

中央のレリーズフォーク等も同時に交換するのが、スマートに限らず一般的です。



ちょっと、こんなんで大丈夫なの??って感じです。

部品代が約8.5万と工賃が4万ほど、合計12~13万円。
他の外車と比較しても、かなりリーズナブルな金額です。
参考までに、フォーツーの場合、8万キロ~10万キロが交換時期のようで、
予算面もフォーフォーよりも、部品代が安いので、もう少し安く済みます。
ブラバスは、5万キロ~7万キロが交換時期です。
フォーフォーは、わずか3年間しか製造されませんでした。
2ペダルマニュアルが、知られていない日本では、不人気車扱い。
ですが、 ですが、 新車で購入するのと異なり、不人気車ゆえに、
現在では、かなりリーズナブルに、入手できるのです。
1.5ですと180km/hで、安定走行出来、スポーツカーではないので、走りは充分。
安全性と、この装備にも、文句はなく、
コストパフォーマンスに優れた、
お茶目な 面白い車なのです!